以前に、マンション地下駐輪場床のひび割れ及び湧水調査をし、売主と補修について協議をしていた工事が無事終わりました。
一度スラブを撤去し、スラブ下に透水層を設けスラブを新設する工事を行いました。
ここ最近、建築のトラブルで相談にこられる方の工事請負契約書を見せてもらうと、
添付された見積書の内容が1式工事しか記載されておらず工事明細書が添付されていない場合が非常に多いです。
それも、大手ハウスメーカーや大手不動産会社です。
通常、契約書に添付された見積書は、工事明細書があります。
工事明細書というのは、例えば基礎工事の明細書の内訳は、
掘削 ○○○円
埋め戻し ○○○円
砕石事業 ○○○円
鉄筋 ○○○円
型枠 ○○○円
コンクリート ○○○円
など事細かく記載されます。
打合せの段階では、工事明細書がついた見積書で打合せを行い工事金額を決めていったみたいですが、
契約書には明細見積書が添付されていませんでした。
明細見積書が添付されていない場合、どのような問題が起こるかというと、
例えば、設備機器など自分が思っていたのと違う物が設置されていた時に、
明細見積書に品番が記載されていれば契約違反になりますが、
明細見積書が無く図面にも記載されていない場合、契約違反かどうかの判断が難しくなります。
工事明細書を添付しない業者はあらかじめトラブルを想定して予防線を張っているのでしょうか。
そういう不誠実な業者と契約するのはやめるべきです。
また、ある大手不動産会社は、標準仕様という一般的な仕様でまず契約を先行さして、
加オプションとういう形で設計を進めていくケースがありました。
工事の仕様が全て決まっていないのに、契約を急がせる業者も要注意です。
建築の契約トラブルから裁判になった場合は、契約書に添付された図面と見積書が全てになりますので、
契約書に図面、工事明細書が添付されているかしっかり確認しましょう。
2月も今日で終わりですね・・・
さて、最近あった相談事例を紹介します。
ある住宅で入居後、毎日3~5回ぐらいドーン、ドーンという音がどこからか聞こえてくる現象が生じていました。
その音に悩み続けた方が売主に相談し、様々な調査をして検査機関などにも相談しましたが、半年間原因がわからない状態でした。
そこで売主から我々に相談がありました。
現地を確認すると、外部から何かがぶつかるような音を感じました。
音がよくする部屋の窓は、隣のお宅のトイレの窓と向かい合わせで、
隣のお宅のトイレのドアを閉める音が窓に当たり、ドーンという音がなっていると推測しました。
後日、居住者の方に確認してもらうと、ドーンという音の後はトイレの電気がついているとのことで、我々の推測どおりで原因が判明しました。
音の防止については、隣のお宅のトイレドアにドアクローザーと緩衝材を設置することになりました。
壁の透過損失は質量と周波数が大きいほど大きくなります。
しかし、ガラスなどの薄い壁は、ある周波数の音で透過損失が著しく小さくなることがあります。
それをコインシデンス効果といいます。
透過損失とは、各種材料や構造を透過する時の音の損失をいい、透過損失が大きいほど遮音性能が良いということです。
今回、いろいろな条件が重なってこのような現象が起こっていました。
建築士試験の時に勉強したコインシデンス効果を覚えていたので、それが原因ではないかと思いつきました。勉強したかいがありました。
先日、家屋調査の相談があり、基礎を南北逆に配置するという
信じられない施工ミスが生じているお宅に家屋調査に伺いました。
そして、そのまま南北が反転した基礎の上に、鉄骨造2階建ての建て方を行い、
建て方が終わった時に気づき、出来上がった鉄骨を解体するということが行われたみたいです。
そこで、施工された基礎を完全に撤去し新設すれば何も問題はなかったのですが、
南北反転の基礎の上に、再び鉄骨造を配置したため、基礎が南北反転のまま完成してしまいました。
当然、構造計算が行われた基礎と違いますので安全性も確かめられていません。
今後、詳細な調査を行い建物の安全性について検討を行う予定です。
大手ハウスメーカーが建てた住宅の調査です。
完成した建物の配置が設計図と450mmほど違っていました・・・。
そのため、駐車スペースが狭くなるという問題が生じました。
今後、どのようにするか、現在協議中です。
建築基準法に定められた防蟻処理が行われていないため、
シロアリ被害にあったお宅の調査を行いました。
その他にも、筋かいプレートが設置されていないなどの問題もありました。
擁壁上部に建つ住宅に調査へ。
地盤沈下に伴い建物に不同沈下が生じたため、施工業者が地盤改良工事を行いました。
しかし、床の不陸は改善されなかったため、建物の被害状況を改めて調査しました。
シロアリ業者がシロアリ駆除を行うにあたって、
基礎に人通口がないため、
基礎の立上りを砕りとってシロアリ駆除を行ってしまいました・・
その基礎の補修方法について調査を行いました。
強風時に屋根裏からパタパタと音がなり、数年間も悩まされ続けたお宅の調査です。
施工会社もなかなか対応してくれないため、依頼がありました。
原因を究明して、施工会社と協議の上、現在補修工事を行っています。
以前、地下階の漏水調査を行った堺のマンションへ。売主、施工業者が行う調査に、管理組合、弁護士と共に立ち会いました。

基礎スラブに多数のひび割れが生じているため、RCレーダ(鉄筋探査機)で鉄筋の深さ、間隔等を調べる調査を行いました。
調査結果は鉄筋が沈んでおり、鉄筋のかぶり厚さ不足が生じていました。
今後、どのように補修を行うか協議を行います。